『短歌の詰め合わせ』の小話
まるまるデザインを担当した『短歌の詰め合わせ（文・東直子／絵・若井麻奈美）』が先日アリス館から出ました。
思えばこの本に取り掛かり始めてから約1年半、、、途中で『ナニュークたちの星座』が挟まったりしたので、無事に出版されてなによりほっとしてます。
この本は入門書として、古今東西たくさんの短歌と東さんの解説、短歌クイズに歴史解説、若井さんの4コママンガ等々、とにかく短歌の楽しさを様々堪能できる一冊になってます。若井さんのキャラ達が動かないのが唯一悔しい限りですが。。。
ちなみに本文はBkとの2色刷り（掛け合わせの色を1台ごとに変えてます）、紙はOKアドニスラフ80（たぶん46Y・73kg）。フォントはA1明朝（モリサワ）、筑紫ゴシック（Fontworks）、筑紫A丸ゴシック（Fontworks）あたりをメインで組んでます。
そしてカバーと帯。タイトルは当初帯に大きく、カバーの帯下に小さく入れてました（写真左）。受け取ったカバーイラストに対して大きいタイトルスペースが必要だったので、思い切って帯に入れてしまおう、と。
でも初校を見た編集の郷原さんから、ちょっと違うかも。。。と待ったがかかり、その後「クッキー部分を減らしてタイトル・著者名をはっきり見せる」という方向に修正が決まったので、リテイク、微調整、再校、これでオッケーということで無事校了に至りました（写真中央）。
最初の案と並べてみるとよりスッキリした印象になってます。タイトルにパッと目が行くので視線も落ち着くし、その下のクッキー達もいい感じにリズム刻んでます。ちなみに追加のクッキー達はそれぞれ若井さんの再描き下ろしなんです（泣）。ちなみにさらに、8つの章テーマに沿ったクッキー達なので表4側もじっくりどうぞ。
帯は最終的にスマッシュ（たぶん4/6・110kgAY・60.5kg）に2色刷り（DIC-16、DIC-304）。カバーはA2コートに4色刷りしてマットPP加工。
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（※ 11月7日時点です）
【記事更新】
後日、編集の郷原さんから紙種の詳細をいただいたので修正しました（ありがとうございます😭）。（19.11.11）
